Amazon Payでのお支払いが可能です!
Amazon Payでのお支払いが可能です!

Vol.1:辻本珈琲 おいしいデカフェコーヒーを求めて

ココレカ×ステキなお友達 vol.1【美味しいデカフェを求めて】

 

関西国際空港から車で30分。
創業100年以上の歴史をもつお茶屋さん「辻峰園」。

その4代目・辻本智久さんが設立された「辻本珈琲」を訪ねてきました。

 

辻本珈琲1


▲可愛いウェルカムボードでお出迎えいただきました!

 

辻本珈琲では、主に、ドリップバッグ※の製造・販売をされており、
((ココレカスタッフも、毎日愛飲しております。))

普通のコーヒーのおいしさはもちろんなんですが、これまで私たちが勝手に抱いていた
「デカフェ(カフェインレス)コーヒーはおいしくない」という偏見を
あっさりと覆してしまった、こちらのデカフェ(カフェインレスコーヒー)。
何より、コーヒー本来の香りが存分に楽しめて、とても美味しいんです。

 

辻本珈琲デカフェ


▲※ドリップバッグ:挽いた豆とフィルターがセットになったもの

 

美味しいデカフェへのこだわりについて、辻本珈琲の社長 辻本智久さんにお話を伺いました。


I辻本さん

辻本珈琲


▲辻本さん自ら淹れてくださったコーヒーをいただきながら。
いただいたのはホワイトキャメルというイエメン産のコーヒー。
多くのコーヒーは品種改良を経て現在に至るのですが、
このホワイトキャメルは数少ない、昔からの原種だそうです。
すっきりしていてとても飲みやすい、爽やかな味わいでした。

 

【ココレカ】
初めて辻本珈琲さんのデカフェをいただいた時、「え!これがカフェインレス!?」と
、その香りの良さと美味しさに驚きました。
そもそも、デカフェの販売を始められたキッカケって何ですか?

 

辻本さん2

 

【辻本さん】
妊娠中のお客様からのお問合せがキッカケでした。当時はデカフェ自体があまり流通しておらず、
あまり美味しいと評価されているものもありませんでした。
早速、コロンビアというコクのある豆で試作をしてみたんですが、まずまずの味でした。
これなら、妊婦さん達も、家族とのコーヒータイムを一緒に楽しめて、
喜んでいただけるんじゃないか
と思い商品化することにしました。

お客様の感想をもとに、苦み等の味わいの調整をしていきました。
また、一人でも飲みやすいようにと考え、一杯取りのドリップバッグという形で
正式に販売スタートしたんです。


【ココレカ】
確かに!我が家も、5~6年前になりますが、妻が長女を妊娠出産した時期に、
市販されているカフェインレスのコーヒーを買ったことがありました。
でも、それらあまり美味しくなくて。コーヒーの香りが楽しめないというか、、。
妻一人で飲むには量も多過ぎて、 結局、最後まで飲みきれなかったという経験があります。
どうして、同じカフェインレスでも、こんなに味が変わるんでしょうか??

 

辻本さん3


【辻本さん】
(理由は)主に2つあると思います。
1つは、コーヒー豆からカフェインを除去する方法の問題。もう1つは、酸化の問題です。

 

【ココレカ】
そういえば、カフェインレスのコーヒーってそもそもどうやって作られているか知りませんでした。

どうやって、カフェインだけを取り除いているんですか?

 

【辻本さん】
簡単に説明をすると、カフェインを除去法の代表的なものに、
薬品を使う方法、水を使う法、液体二酸化炭素を使う方法、の3つあります。
日本では薬品を使ったものは販売が認められていません。


比較的多いのは、水を使った方法で、スイスウォータープロセス法と呼ばれるものが有名ですね。
生豆を熱湯につけて、カフェインを含むコーヒー成分を取り出します。
そして、その取り出した湯を、フィルターにかけてカフェインのみを取り除き、
ここに豆を再び浸けて、カフェイン以外の成分を豆に戻します。
薬品を使わないので安全ですし、コスト的にもあまりかからないので、
この方法を使われることが多いです。

もう一つは、液体二酸化炭素を使った方法で、
二酸化炭素を液体の状態にして圧力を掛けることでカフェインを除去していきます。
常温に近い温度でカフェインのみを抽出できるので、
熱による豆への影響が少なくすみますが、コストがかかるので価格は高くなります。
でも、一番コーヒー本来の味わいが出ると思うので、弊社ではこの方法を使った豆を仕入れています

 

【ココレカ】
なるほど~。そうやってカフェインを取り除いていたんですね!
辻本珈琲さんでは、主にモカやコロンビアなどの種類がありますが、
他にもいろんな品種のものがあるんですか?

【辻本さん】
実は、カフェインの除去は、ドイツやカナダ、イタリア等の一部の国でしかできないんです。
だから、コーヒー豆は、一旦、それらの国を経由してから日本に輸入されることになります。
ある程度のまとまった量を輸入しないとコストがかかる上に、
欧米諸国に比べると、日本のデカフェ市場はまだまだ小さいので、
流通している品種は少ないのが現状ですね。
ただ、今後は、日本を含めて、アジアでも徐々にデカフェの需要が増えてくると思いますよ。


【ココレカ】
へ~、そうなんですね。知らないことばっかりでした。
そういった背景を知るのも面白いですね!
カフェインの除去法については分かりました。
あと、酸化についてはどうですか?

【辻本さん】
珈琲は生鮮食品です
焙煎した日から酸化は始まります。
豆を挽くとさらに酸化のスピードは速まります。
弊社では、焙煎した当日、挽いてすぐに窒素充填してパック詰めしています
出来るだけ新鮮な状態でお届けする、という点にこだわっています。
これが香りの良さ、美味しさの秘訣です

 

辻本珈琲焙煎


▲焙煎工程。

 

 

辻本珈琲豆


▲焙煎したものはその日の内に挽いて充填します。

 

辻本珈琲豆


▲焙煎具合もチェック。

 

職人さん


▲充填工程。職人さんが仕上がり具合を確認しながら。

 

【ココレカ】
「おいしいコーヒーを届けたい!」というお気持ちが、ビンビン伝わってきます。
一杯のコーヒーにもこんなにたくさんのこだわりが詰まっているんですね。


辻本さん、今日はお忙しいありがとうございました!
大好きなコーヒーについての理解が深まり、とても楽しかったです!

 

辻本珈琲さん


▲辻本夫妻とスタッフのみなさん。

地元の女性たちを中心に、和気あいあいと働いていらっしゃる姿が印象的でした。

 

【辻本珈琲HP】
https://tsujimoto-coffee.com/


Vol.2:蔬菜や 深谷ねぎの里を訪ねて >>>

現在登録されている商品はありません。
BACK TO TOP