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Vol.2:蔬菜や 深谷ねぎの里を訪ねて

ココレカ×ステキなお友達 vol.2 【深谷ねぎの里を訪ねて】

埼玉県深谷市は、日本資本主義の父とも呼ばれる渋沢栄一氏の故郷としても有名な土地です。
JR深谷駅から車で20分、新戒という地区で深谷新戒ねぎを栽培している"蔬菜や"さんを訪ねました。

ねぎ畑

▲辺りは一面、立派なねぎ畑が広がります

蔬菜や代表の荒木俊彦さん

▲"蔬菜や"代表の荒木俊彦さん

【ココレカ】
実は、荒木さんと中国の蘇州という街で知り合って、8年以上のお付き合いになるんですが、
当時はお互い違う会社で、電気電子関係の仕事をしていたんですよね。
中国に居る時から、実家がねぎ農家をされているという話は聞いていましたが、
実際、いつ頃から自分も農業を本業にしようと考え始めたんですか?

【荒木さん】
中国に来る時はまだそんな風には考えていませんでしたね。
それが、中国に来てしばらく経ってから日本人の友人と「カフェを開こう!」という話になったんです。
もちろん、その友人も含めて、自分達にそんな経験はありませんでした。
物件を見つけて契約、内装工事、現地の中国人スタッフの採用、等等、
初めての事ばかりでしたが、試行錯誤しながらオープンにこぎつけました。

【ココレカ】
そうでしたね。 すごく居心地の良いカフェで、私もよく利用させてもらっていました。
そのカフェ経営が農業とどのような関係があるんですか??

【荒木さん】
そこで、初めて"経営"という事を経験したわけです。
それが凄く面白しろく感じました。
大変な事、考えなくてはならない事もたくさんありますが、
それ以上にやりがいを感じたんですね。
そして、自分には農業がある、と思ったんです。

荒木俊彦さん

【ココレカ】
帰国後、実家に戻り本格的に農業に取り組み始められて、
農業に対する見方などは変わりましたか?

【荒木さん】
そうですね。
まだまだ、旧い慣習・しがらみのようなものも依然として存在します。
ただ、不満を言うだけでは何も変わらないので、自分達の世代が新しい事にチャレンジして、
どんどん変えていきたいと考えています。

【ココレカ】
例えば、どんな取り組みをされているんですか?

【荒木さん】
蔬菜やでは、農作業に興味のある外国人の方を受け入れて、
農作業を体験してもらっています。
今も、台湾人の方が2名働いてくれているんですよ。
この建物が外国人の方達のために用意した宿舎なんです。

【ココレカ】
国際交流にもなって面白いですね。
宿舎も立派ですごく快適です。
これなら外国人の方達も喜ばれるんじゃないですか。

【荒木さん】
はい。みなさんすごく喜んでくださいます。
気持ち良く働いていただくためにも、住む場所は大切だと思います。

作業風景1

作業風景2

▲台湾から来られている2名、まじめに作業に取り組まれていました

【ココレカ】
海外勤務の経験が活きているんですね。他にはありますか?

【荒木さん】
もっともっとみなさんに農業の事を知ってもらえたら嬉しいですね。
例えば、うちで栽培してる深谷新戒ねぎでいうと、
4月に種まきをして、7月に畑へ定植、収穫が12月~1月、という流れになりますが、
野菜を育てて食卓へ届くまでにどれだけの時間や手間がかかっているか、
生産者としてストーリーをもっと伝えていきたいです。

【ココレカ】
たしかに。スーパーに並んだ野菜を見ているだけでは、その部分を感じ取ることは難しいですよね。
実は、今回無理をお願いして、我が家の長女(6歳)に農作業体験をさせていただきました。
我が家では、子供自身に料理をさせたら嫌いな野菜も
美味しいといって食べるようになった経験があります。
野菜作りの現場を体験することで、食に対して感じ方が変わればと期待をしています。

作業風景3

▲ねぎを丁寧に手で掘っていきます

作業風景4

▲こんなにたくさん掘りました。

作業風景5

▲収穫したねぎは、葉を傷つけないために、このように立てた状態で保管します。

作業風景6

▲痛んだ葉を外していきます。

作業風景7

▲荒木さんのお父さん。慣れた手つきで丁寧にねぎを縛っていきます。

作業風景8

▲10時と15時のティータイム。お茶を飲みながらの国際交流です。
今日は台湾の果物についての話に花が咲きました。

【ココレカ】
3日間、娘に農作業を教えていただきありがとうございました。
自分で収穫したねぎを食べている時の表情がいつもと違い、
すごく味わいながら食べていたのが印象的でした。
作業自体も楽しかったようで、貴重な体験をさせていただきました。

作業風景9

▲掃除も大事な仕事。

【ココレカ】
最後に、深谷新戒ねぎの美味しい食べ方、
新鮮なねぎの見分け方等を教えていただけますか?

【荒木さん】
香り、歯触り、甘さ、等、段階的に楽しんでいただける食べ方がありますが、
私がおすすめするのは、天婦羅です。
甘みがあって、初めて食べた方は
「え!?これがねぎなの!!」と驚かれますね(笑)

深谷新戒ねぎの天婦羅

▲深谷新戒ねぎの天婦羅。塩でいただくのがおすすめ。

【荒木さん】
鮮度について言えば、土がついている状態の方がいいですね。
スーパーに並んでいるものは、すでに根が切り落とされていますので、
根や落とした葉の切り口を見ると良いと思います。

【ココレカ】
ありがとうございました!今度からスーパーでは厳しく切り口をチェックをします(笑)

蔬菜や

【蔬菜やHP】 https://sosaiya.com/
【蔬菜やFacebook】 https://www.facebook.com/sosaiyasan/


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