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助産師しおん先生のメッセージ vol.10 37 週に入ったら毎日が予定日ですよ

出産前のお母さんへ
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助産師しおんです。

最近、芸能人がママになるニュースをよく聞きます。
出産の報告でいつも気になるのが
「予定日より早い出産になりました。」という言葉。

職業柄、早いというと、早産したのかと心配してしまいますが、
大体は予定日より数日早い程度で、
元気な赤ちゃんが産まれていて安心します。

普段たくさんの妊婦さんと接していると、
「いつ生まれますか」とよく聞かれますが、
こればかりは赤ちゃんしか分かりません。

中には分娩予定日にお産になると思っている方や、
経産婦は予定日より早く陣痛が来ると考えている方など様々ですが、
経験上、予定日当日のお産はそう多くはないです。

お産に適した時期は正期産と呼ばれます。

この期間は 37 週 0 日から 41 週 6 日の 35 日間です。

正期産の時期の赤ちゃんは、 身体機能や臓器が十分に発育しているので、
いつでも外の世界に出てこられる準備ができています。

そのため、37 週超えたら 毎日が分娩予定日だと思って生活しましょう。
出産がリンゴの収穫と例えたら、
赤く熟したリンゴの実が赤ちゃん、
地面に落ちるリンゴをキャッチするのが出産。

リンゴの実の落下はおおよその予測はできても、
いつなのかは分からないので、
いつでも動けるよう待機しておくことが正期産の心構え

「いつでもおいで」と両手を広げた姿勢で、
ドーンと構えて待つ時期であります。

いざという時にバタバタしないよう
熟したリンゴの実をしっかりキャッチする体力作りや
勉強は 37 週以前にしておきましょう。

「34 週以降の産休に入ったら時間ができるので散歩をしたり、
母親教室や産前の体操教室に通ってお産に向けて頑張ります」 と、
仕事をしている妊婦さんからよく聞かれます。

厳しい言い方ですが ただ産休に入ってから動き出したのでは、遅い!
正期産までは二週間しか時間はありません。

逆に忙しいからこそ、 教室参加のためのスケジュール調整や体作り、
物や環境の準備などは 意識して行っていくことが必要になってきます。

妊娠期間は 280 日。 正期産の時期が 35 日。
準備期間は 245 日です。

赤ちゃんを迎える準備や身体つくり・お産の心構えも
予定日に照準を合わせるのではなく、
正期産の 37 週 0 日に合わせてほしいです

それは、出産という命の現場で二つの心臓を預かり、
ひやっとした場面に何度も立ち会った助産師としてのお願いです。

そして、待つ姿勢から生まれるそのゆとりは
赤ちゃんを迎える気持ちの余裕になりますよ。

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